in陰扉door_novel_3




お母様、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
高校生活も、もうすぐ終盤、三学期に入ります。
今になってやっと、厳しい校則にも慣れて来たような気がします。
今年の抱負ですが、昨年は色々とさぼってしまったので、規律正しい生活を心がけたいと思います。
昨年の抱負、規則正しい生活はよく守られていたように思います。

さて、お母様は私の恋愛事情が気になっておいでなのではないでしょうか。
「あの方とはどうなったのよ」とか
「伸夫さんとはどうなったのよ」という心配はあしからず。
けれど、お母様。
娘というものは、母親に知られたくないことのひとつやふたつあるものです。
彼のお手紙は、文字の美しさなど芸術的価値もさながら、内容もとても素晴らしいものでした。
私はお手紙を書く立場にずっといたのですが、お手紙を貰う側の気持ちを久しぶりに味わい、幸せな気分になりました。

一つだけ言えることは、あの方はもう「過去のオトコ」だということです。
お母様にはいらっしゃいますか?そんな「過去のオトコ」
伸夫さんから漫画を借りるたびに、あの方との思い出が蘇り、少し危険な香りが致します。
お母様も、こんな気分だったのではないでしょうか。

では今日はこの辺で。


天国のお母様 
                                                                                                  神宮寺美智子

追伸 伸夫くんと行ったディズニーランドのお土産を、遅ればせながらクリスマスプレゼントとして同封致します。
   気に入って頂けると嬉しいです。

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